会社概要 代表挨拶

ご挨拶

お客様の課題を、チーム全体で共有するという姿勢

不動産鑑定におけるご依頼は、時に高度な専門性と迅速な対応が求められます。当社はこれまでも、厳しいスケジュールや複雑な状況に誠実に向き合い、最善の解決策を提供することで信頼を築いてきました。

こうした期待に応える過程では、組織としての持続性や、社員一人ひとりの働き方とのバランスに悩む局面もありました。しかしその経験を通じて私たちは、「お客様の視点を持つ」という姿勢を、社内で共有し共鳴できるかどうかこそが、組織の成長を左右する本質であるという確信に至りました。

お客様の課題を的確に捉えるには、まずは社内における共通理解と対話が不可欠です。そのため当社では、お客様への価値提供と同様に、社員一人ひとりが自らの仕事に誇りを持ち、挑戦し、成長していける環境づくりにも注力しています。

お客様の信頼に応え続けること。その積み重ねが、結果として企業の持続的な成長と、働く人々の自己実現にもつながると、私たちは信じています。

お客様の課題を全社員で共有するという文化

当社にはこれまで、極めてタイトなスケジュールのご依頼も数多く寄せられてきました。たとえば「翌日中に鑑定書が必要」といったご要望もありました。さすがに即日での納品は現実的ではない場面もありましたが、できる限り迅速・的確に対応させていただくことで、「信頼できる鑑定事務所」として高い評価をいただいてきました。

こうしたご期待に応える過程で、過重な業務負荷が社員にのしかかり、一時は離職者が相次ぐという厳しい局面も経験しました。お客様のために尽くしていたつもりが、結果的に社内の持続可能性を損なってしまった。
この出来事は、経営者としての自分自身のあり方を深く問い直す契機となりました。

この経験を経て私たちは、「お客様のニーズに応えるためには、まず社員の理解と共感を得ることが不可欠である」という基本に立ち返ることになりました。お客様が抱える問題の大きさや不安を、全社員が共有できてこそ、本質的なソリューションは生まれます。

だからこそ現在は、単なる業務の遂行ではなく、「なぜその仕事を行うのか」「その結果、誰の役に立つのか」といった本質を、社員一人ひとりが自覚しながら取り組むことを重視しています。

お客様の信頼に応えることは、同時に、社員一人ひとりが自らの成長と自信を手にする道でもあります。つまり「お客様のニーズに真摯に向き合うこと」は、「社員自身の価値を高めること」にもつながるという原理を、私は何度でも社員に伝えています。

最終的には、それぞれが自分自身の人生の目標や価値観と、社会の中で果たすべき役割とを結びつけていくこと。それこそが、企業としての持続的成長に欠かせない姿勢だと信じています。

感謝の気持ちを、すべての原点に

お客様のご期待に応え、質の高いサービスを提供するために、私たちは常に「今この瞬間」にベストを尽くす姿勢を大切にしています。そしてその行動の根底にあるのが、「感謝」の気持ちです。

これまでの歩みを振り返る中で、私自身が心から感謝を伝えること、また社員同士が感謝を共有する文化を育むことの大切さに、改めて気づかされました。お客様に選ばれるということは、社会から存在を認められている証であり、逆に信頼を得られなければ、その存在理由は問い直されるべきだと考えています。

こそ、私たちはベストを尽くすことに迷いはありません。今ここで共に働いていることの意味を大切にし、共に選んだこの場で、互いに感謝し合える関係を築いていく。それが、お客様仲間・自分自身の喜びへとつながっていくと、私たちは信じています。

感謝の気持ちを原動力に、誠実に、丁寧に。そうした姿勢が社内の活力となり、お客 様に安心してご依頼いただける信頼へとつながると確信しています。

プロフェッショナルであるということ

当社が常に大切にしているのは、「お客様の視点を持つ」という姿勢です。そしてその姿勢は、「プロフェッショナル」としての在り方と深く結びついています。

「プロフェッショナル」とは、単に知識や資格を有する存在ではありません。専門性に閉じこもることなく、常にお客様の立場に立ち、本質的な課題に向き合い、必要な知識を柔軟に取り入れながら、最善の解決策を導き出す存在です。

一方で、「スペシャリスト」と呼ばれる人材は、知識の深さに自信を持つあまり、時に複雑さや正確さにこだわりすぎ、実務やお客様の本当のニーズから遠ざかる傾向もあります。私たちはそのような”専門性の罠"に陥らず、常に分かりやすく、実行力を伴った価値提供を意識しています。

士業もサービス棠と同じく、「お客様の満足」のために存在しています。だからこそ、専門性に溺れることなく、常に社会や人の役に立つために知識と経験を生かす。この姿勢こそが、私たちが目指す「プロフェッショナル」のかたちです。

お客様への「感謝」の気持ち。そしてその気持ちを持ち続けることが、私たちの品質の根幹であり、存在意義でもあります。

代表紹介

トーエー不動産鑑定株式会社
代表取締役 吉本 博貴

不動産とは単なる物理的資産ではなく、活用する「人」によってその真価が問われる存在である―。そうした考えのもと、不動産が個人の暮らしや企業活動に与える影響を常に意識しながら、価値の最大化を考慮して調査・鑑定業務を実践している。

「いつ、どのように取得・保有し、そして売却するのか」。固定的な評価にとどらない、動的及びソリューション型の不動産鑑定及び調査を信条とする。

現在もスポーツ観戦を趣味とし、特に学生野球には、自らの原点を重ねながら熱意をもって向き合っている。また、日頃から体を動かすことは欠かすことなく努めている。

プロフィール

1965年(昭和40年)生まれ
昭和63年法政大学経営学部経営学科卒業
平成6年3月不動産鑑定士登録(5558号)
平成6年4月トーエイ不動産鑑定株式会社設立 代表取締役就任
平成21年8月トーエー不動産鑑定株式会社へ商号変更

資格

  • 不動産鑑定士
  • 不動産カウンセラー

所属団体

  • 公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会
  • 公益社団法人東京都不動産鑑定士協会
  • 特定非営利活動法人日本不動産カウンセラー協会